京都 市営バスに車が正面衝突 1人軽傷 酒気帯びか 会社員逮捕
2025-05-06 08:35:42

警察によりますと6日午前8時半すぎ、京都市上京区福島町の市道で、停留所に止まっていた市営バスに乗用車が正面衝突しました。
この事故で、バスに乗っていた70歳の女性が顔に軽いけがをして病院に搬送されました。
乗用車の運転手の呼気からは基準を超えるアルコールが検出されたということで、警察は酒気帯び運転と過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しました。
逮捕されたのは神戸市兵庫区の会社員、市原涼太郎容疑者(24)で、調べに対し、事故を起こしたことを認める一方、「酒は抜けていると思っていた」などと供述しているということです。
現場は、二条城から北西に1キロほど離れた住宅や商店が建ち並ぶ片側1車線の直線道路で、警察は乗用車が対向車線にはみ出したとみて、事故の詳しい状況を調べています。
事故現場の様子は
市営バスに乗用車が正面衝突した京都市上京区の現場で、午前10時ごろに撮影された映像です。
バスのフロントガラスから下の部分、そして、赤い乗用車のボンネットやタイヤ部分がそれぞれ破損し、乗用車がバスのほぼ真向かいから衝突した状況がうかがえます。
撮影した男性によりますと、現場はふだんから交通量の多い場所で、事故から1時間以上経過していましたが、渋滞が発生していたということです。
近くで理容店営む男性「『ボン』という音がして見たら事故」
事故現場の近くで理容店を営む80代の男性は「『ボン』という音がして外を見たら事故が起きていて、女性が救急車で運ばれていました。まさか、バス停で正面衝突の事故が起きるとは思わないので驚きました」と話していました。
近くで会社経営の男性「一歩間違えば自分の会社に 怖い」
また、現場の近くで会社を経営する60代の男性は「警察官が若い運転手と『アルコールのにおいがしますね』などと話しているのが漏れ聞こえてきて、飲酒運転だったのかなと思いました。一歩間違えば自分の会社に突っ込んできた可能性もあると考えると怖いです」と話していました。