減量薬の副作用で「オゼンピック顔」が増加、美容整形を受ける人も多い
アメリカでは「オゼンピック」などの減量薬を使う人が増えています。この薬は体重を減らすのに効果がありますが、副作用もあります。特に顔の脂肪が減って、顔がやせて見える「オゼンピック顔」と呼ばれる現象が話題になっています。顔の皮膚がたるんだり、年を取ったように見えたりするため、悩む人が多いです。ニューヨークの有名な皮膚科医フランクさんによると、40代半ばを過ぎて体重が4,5キロ以上減ると、顔がしぼんで見えることが多いそうです。多くの人が顔の若さを取り戻すために、フィラー注射やフェイスリフトなどの美容整形を受けています。実際に、減量薬を使った後にフェイスリフト手術を受けた女性もいます。手術の前は60歳くらいに見えましたが、手術後は40代に見られるようになったそうです。最近は、こうした美容整形の件数も増えています。また、若い人でも急に体重が減ると、顔や体の皮膚がたるむことがあります。そのため、予防のためにボトックスやコラーゲン治療を受ける人もいます。しかし、薬をやめて体重が戻ると、また別の問題が出ることもあります。医師たちは、薬だけに頼らず、運動や健康的な生活も大切だと話しています。